カスカラは、コーヒーの原料となるコーヒーノキの果実を乾燥させたフルーツティーです。果実はコーヒーチェリーと呼ばれるため、コーヒーチェリーティーとも言われています。
カスカラって何?
コーヒーは、収穫したコーヒーノキの『果実』から取り出した『種』を原料とする飲み物です。種=生豆ができるまでの精製工程で、分別された『果皮や果肉』を乾燥させたものはカスカラと呼ばれ、コーヒー生産国や消費国では、紅茶やハーブティー感覚で楽しまれています。
写真:カフェモンドアのカスカラソーダ
コーヒーの果実
カスカラの原料となるコーヒーの果実です。赤く熟す品種だけでなく、黄色く熟す品種もあります。果実が完熟すると糖度は20度を超え、アテモヤや島バナナのような豊かな風味を感じることができます。この果実を乾燥させてカスカラが作られます。
カスカラができるまで
コーヒーは、生産地や農園によって精製工程(果実から生豆を取り出す方法)が異なります。カスカラはその工程の中で作られるものなので、カスカラの作り方にもいろいろあります。
乾燥されたカスカラです。左は脱穀された直後、カスカラと生豆が分別される前の写真です。右は分別されてカスカラが完成した写真です。
美味しいカスカラのために
美味しいカスカラを作るために一番大切なのは、美味しい果実を作って、最高の時(=完熟の時)に収穫することです。これは、コーヒーとまったく同じですね。
カスカラってどんな味?
カスカラは、コーヒーの果実感を楽しむことができる飲み物です。コーヒー好きの人も、そうでない人でも、紅茶やハーブティに近い感覚で、梅やあんずに似たドライフルーツのようなフルーティーな香りや甘さを感じ(精製工程により異なります)、コーヒーとは違うけどコーヒーに通じる風味を楽しむことができます。
※カスカラにも、若干のカフェインが含まれています。
カスカラの楽しみ方
カスカラはそのままでも美味しいので、まずはストーレートがおすすめです。抽出に少し手間がかかるので、ティーバッグタイプを選ぶと気軽にカスカラティーが楽しめます。ミルクを入れてミルクティーにしたり。夏には冷たくしたカスカラソーダも最高です。アレンジする楽しさもカスカラの魅力の一つです。
カスカラの広がり
カスカラは、一部の生産国で飲まれることはあっても、決して一般的な飲み物ではありませんでした。また、農薬等の問題もあり、日本では一部のコーヒー屋さんで楽しまれる以外、あまり見かけることはありませんでした。近年、熱心なコーヒー屋さんやバリスタがその美味しさや栄養成分に注目するようになり、少しずつポピュラーな飲み物になってきました。
農園から届くカスカラ
アダファームオンラインストアでは、精製方法が違うカスカラが2種類。ティーバッグに入っているので、お湯を注ぐだけで気軽にカスカラがお楽しみいただけます。
カスカラ ティーバッグ :
オーガニック(JAS)認証を受けたコーヒー農園から、美味しいカスカラをお届けいたします。