カスカラにもカフェインが含まれています。では、どのくらいの量が含まれているのでしょうか?そして、他のドリンクと比べるとそれはどのくらいの量なのでしょうか。
カスカラのカフェイン含有量
カスカラとカフェインについて調べてみると、強い抽出をしても111.4mg/Lの含有量だったとのこと(※1)。もちろん抽出方法にもよるはずですが、目安としてカスカラティーなどの抽出液には100mlあたり11.4mgのカフェインが含まれているという事ですね。では、100mlあたり11.4mgという量はどういう量なのでしょうか。
※1 参考:Square Mile Coffee Roasters “Cascara and caffeine”
一般的な飲み物のカフェイン含有量
他の飲み物に含まれているカフェイン(100mlあたり)は下記のとおりでした。1杯あたりのカフェイン量ではなく、100mlあたりの含有量を比較しています。
飲み物 | 100mlあたりのカフェイン含有量 |
エスプレッソ | 212mg ※ |
コーヒー | 60mg ※ |
レッドブル | 30mg |
紅茶 | 30mg ※ |
ウーロン茶 | 20mg ※ |
緑茶 | 20~40mg ※ |
コカ・コーラ | 9.5mg |
カスカラに含まれるカフェインは、コーヒーの1/6くらい。紅茶や緑茶よりもだいぶ少なく、コカ・コーラより少し多いくらいでした。
カスカラとカフェイン
上に示した数字は、結局多いのか、それとも少ないのか。それは人によって異なると思います。コーヒーのカフェインが強すぎるのでカスカラを飲んでいるという人もいれば、反対にカフェインを摂取したいためにカスカラを飲んでいるという人もいます。体に合ったカスカラをみつけて、自分に合った量・抽出方法で楽しみましょう。
コーヒーノキとカフェイン
写真:aofotofilms
カスカラの原料となるコーヒーノキにとってカフェインはどのような役割があるのでしょうか。カフェインを含んだ葉っぱが落ちると他の植物の発芽を抑えてコーヒーが繁殖しやすくなるそうです。また花の蜜にもカフェインが含まれていて、ミツバチなどの虫の脳を刺激して、虫が自然とコーヒーの花に通うようになるそうです(※2)。
※2 参考: なぜコーヒーにはカフェインが含まれているのか?